つい先日、仲の良いブラジル人夫婦が仕事で1年日本へ行っていて、
帰ってきました。
そこで奥さんにびっくりした話を聞きました。
日本の病院でエコー検査を受けたら、
病院でお医者さんか看護婦さんだかに「ブラジルってエコーあるの??」って聞かれたらしいのです。そこで私たちは
日本人ってブラジルがすごく遅れてる国だと思っている人が多いと再認識しました。
だからこそブログ、You tubeでリアルブラジルを発信していかなければ
とまた強く思いました。
ブラジルは特に歯科、眼科、不妊治療、美容整形は
結構進んでいるのです。
中でもサンパウロは南米一の先端医療地域です。一応。
不妊治療の病院数も世界一なんですよ。ただ、ブラジルは広大で格差があるので、
地域によって医療事情はだいぶ異なります。
私は採血と歯科は断然ブラジル派です!
この前結膜炎になったから眼科も行ってきたけど
眼科も良かったです。
ブラジルの看護婦さんの方が採血上手です。
その理由はまた次の記事に書きます。はい、もちろん超音波(エコー)検査はあります。日本と違うのは、産婦人科ではなく専門機関でやるので
超音波技師がじっくりと見ます。わざわざ専門機関に出向かなければならないので
面倒くさいですが、結構細かくみてくれます。
性別もわりと早い時期から分かります。前回ファビのときも超音波検査についても書いていますが、
今回はもっとポルトガル語が分かるようになった分、
検査の内容についても分かるようになったので、
もう少し検査内容を詳しく記したいと思います。
妊娠中の超音波検査は産婦人科検診のときに
指示書をだしてもらい、
超音波検査機関に自分で予約を取ります。
この時、お医者さんから何週から何週までの間にやってください
と指示されるので、早めに超音波検査の予約をします。
その時、この週数のタイミングでやりたいことを伝えるのが大事です。
検査機関はどこも大抵混んでいますから、週数をきちんと伝えることで
その時期に優先的に予約させてもらえます。
その週で胎児の様子を見るベストな時期がそれぞれあるからです。ブラジルで妊娠時の主な超音波検査の目的と回数は以下の通りです。
1 受胎確認妊娠したかなと思ったらまずは産婦人科に行き、
血液検査と超音波の検査の指示をもらいます。
先生の指示がないとエコーはできないので、
検査薬で陽性であればまずは産婦人科の予約を取ります。一番初めの検査では胎嚢の有無と心拍を確認します。
2 先天性疾患の有無の確認特に首の後ろの浮腫の大きさ、指の長さなどをみて、
ダウン症の可能性があるかどうかを注意してみます。
というのも、ブラジルはカトリック教国であるため、
基本的に堕胎は禁止されています。
日本で一時期出生前診断が話題になっていましたが、
ダウン症だからといって産む、産まないの
選択肢はブラジルではありません。なので、母子手帳にもダウン症児が生後受ける検査や療育も
詳しく書いてありますし、APAEというダウン症児専門の学校も
ブラジルにはあります。
3 21-24週 形態検査写真では丁度胎児の全身が一枚の写真に収まる時期です。
性別、脳の大きさ、眼球があるか、心臓の弁は正常か、口唇口蓋はあるか、
骨に異常はないかなど、細かく見ます。
このとき男の子と分かりました!
ジカ熱の流行はもう下火にはなっていたけれど、小頭症の可能性はゼロに
なったので、とりあえず安心したのを覚えてます。
この時期に3D、4Dのエコー写真も撮ってもらえます。4 妊娠後期基本的には1度ありますが、必要によって観察事項があれば
追加検査があります。 個人の妊娠経過によって変わります。
以上、トータル4回の検査が基本です。
後期、ファビのとき同様あかちゃんが小さめということで
何度か追加の超音波検査の指示を出されました。
そして産婦人科の先生がインダイアツーバの検査結果だと
ちょっと納得していないようで、カンピーナスの検査機関に
初めていきました。
素人目の私には超音波検査写真の下手上手って全く
分からないのですが、とりあえず行ってみたところ・・・・
やっぱり都会は違うっと思いました。
まずインダイアツーバの一番良いとされている検査機関でも
2時間待ちは当たり前だったのですが、
予約時間通りに診てくれる!
おしゃれーな壁紙と座り心地のよいソファや椅子!
雑誌や本は書店で売られている雑誌
キッズスペースや絵本も
先生に紹介された同じ検査機関に結局2回行ったけれど、とても良かった。
インダイアツーバの検査機関は
予約してても2時間待ちは当たり前
待ち合い室はただの事務椅子
雑誌は地域無料雑誌か医療雑誌
キッズスペース?そんなのありません。
第一、2時間も待たされるから子供なんて連れてこられない!
同じ保険を使えるのにここまで違うことにびっくりでした。
非妊娠時にでもエコー検査のときはこれからカンピーナスに
行こうと思ったほどでした。
インダイアツーバで2時間待たされるなら
カンピーナスに行って帰ってくるのと変わらないし。。。
ブラジルの医療システムも前回5年前の妊娠時より進歩があって、
だいぶ楽になっていました!前回はお医者さんが指示してからすごく面倒だったのです。
でも色々と良い風に変わっていたので1度目の妊娠時より楽に
感じました。
1 自分で医療保険会社に出向き承認をもらう
→お医者さんが直接診察時にネットシステムで承認をもらう
2 検査機関にいって検査
3 数日後検査結果を検査機関に取りに行く
→検査したその日に検査結果がもらえる!
それから検査画像はファビのときはCDをもらえていたのですが、
これは有料になり、CDがいらない場合は自分のUSBを
持って行って写してもらうように変わっていました。
過去記事もよければ参考に↓
超音波検査の極意
いつも見てくださってありがとうございます!
ブログランキングに参加しています
是非クリックしていって下さい

にほんブログ村
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
コメント
失礼ながら、私もブラジルではエコーの機械はごく一部の先進病院にしかないのではというイメージを持っておりました><
summereyesさんのおっしゃるとおり、日本人の無知と偏見を打破すべく情報発信がたいせつですね^^
きりたん
2018/03/20 URL 編集返信日本でのブラジルの情報はアマゾン、サンバ、サッカーに偏りがち
なので、これからもその固定イメージを打破すべく、
ブログを頑張っていきたいと思います!
きりたんさんへ
2018/05/03 URL 編集返信